パソコン病とは
パソコン病は、VDT症候群とも呼ばれます。
VDTとは、Visual Display Terminalの略で、コンピューターなどのディスプレイやデータの表示装置のことを言います。
パソコン病は、長時間パソコンなどのディスプレイ端末に向き合う仕事についていることによって起こる症状です。
パソコン病には、目の症状、体の症状、精神的な症状となって表れます。
厚生労働省がVDT作業者の心身の健康のためにVDT作業における労働衛生環境管理のためのガイドラインをまとめています。
パソコン病を防ぐには、連続する作業時間を1時間以内にすること、途中で小休止を取ること、連続作業と連続作業の間では、10分から15分の休憩をとり、1日の連続作業時間を短くするなどの作業環境管理が求められています。
キーパンチャーなど端末操作の専門職を対象に考えられたと思いますが、その他の職種、プログラマをはじめ、経理や総務など一般事務の方でも、仕事内容によっては、パソコン仕事で根をつめてしまうこともあるでしょう。
月末や年度末など何日も連続するとパソコン病として明らかな体調不良が表れます。
キーパンチャーなどの職場とは違うので、自分で、意識してコントロールする必要があります。
首・肩・腕・手首・指のトラブルの原因と対策
パソコン病が首・肩・腕に影響すると頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)という症状が発症します。
これは、長時間同じ姿勢でキーボードやマウスの操作していると、首の筋肉が緊張して、血行が悪くなり、首・肩・腕にかけて、しびれや痛みが出てきます。
肩こりがひどい人などは要注意です。
手先の冷えや手に力が入らないという方も頸肩腕症候群の恐れがあります。
頸肩腕症候群を防ぐには、長時間同じ姿勢で作業を行わないことです。
1時間に1度は休憩を挟み、その時に首、腕のストレッチ、肩をまわしたりするのも効果があります。
作業そのものの負担を軽減するには、アームレストを使うのもよいでしょう。
パソコン病が手首、指にあらわれると手根管症候群(しゅこんかんしょうぐん)という症状が表れる場合があります。
これはキーボードの作業が長くなり手首の関節を動かす筋肉を酷使することによって発症します。
この症状を防ぐには、無理な作業をしないことですが、リストレストを使って手首にかかる負担を減らしたり、症状が出てしまったらテーピングをするなどの対応が必要です。
その他にも腱鞘炎(けんしょうえん)を予防するには、グルコサミンなどのサプリメントを補給し、腱鞘炎になってしまったら冷湿布で患部の腫れや熱を取りましょう。
眼精疲労とドライアイの原因と対策
パソコン病は眼精疲労とドライアイも引き起こします。
眼精疲労はパソコンのディスプレイを凝視することによって毛様体筋が緊張したままになることによって起こります。
眼精疲労が起こると、疲れ目、目の充血だけでなく、頭痛や肩こり、便秘など体の不調となって表れます。
また、ストレスとなって、精神的にも疲労します。
眼精疲労の予防や対策としては、1時間に1回は目を休ませること。
休憩中は遠くを見ること。
目薬をさしたり、アイパックやアイピローを使うのも有効です。
ハンドタオルを2つ用意し、1つは冷やし、1つは水を含ませて電子レンジで温めたものを交互に目に当てることも効果があるようです。
サプリメントとしては、ブルーベリーやビルベリーなどアントシアニンを含むもの、ビタミンA、B1、B2を積極的に補給するとよいでしょう。
ドライアイは、パソコンの画面を見ていると知らないうちにまばたきをする回数が減り、目の表面が乾燥する症状です。
ドライアイを防ぐには、ドライアイ用の目薬を差すことはもちろんのこと、意識してまばたきするようにしましょう。
また、エアコンなど冷暖房機器で室内の空気が乾燥しすぎないように気をつけてください。可能であれば、加湿器なども利用しましょう。
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